mineo(マイネオ)が数ある格安SIMの中から選ばれている理由の1つに、データ通信量をシェアできるサービスが他社より突出しているという点があります。データシェアに関してmineoの右に出る者はいないんですよね。
『どんなサービス内容なのか?』
ということで、この記事ではmineoでデータ通信量をシェアする方法の1つ『フリータンク』についてわかりやすく解説していきますね。
他には「パケットシェア」「パケットギフト」というものがあります。
mineoのフリータンクの詳細
mineoのフリータンクとは、mineoユーザー全員でデータ通信量を分け合うという画期的なサービスです。
「パケットシェア」「パケットギフト」もmineoユーザーなら誰とでもデータ通信量をシェアできるんですが、メンバー登録が必要だったり、ギフトコードを相手に教えたり…といったように、いわゆる知り合いとシェアするのが基本なんですよね。
mineoのフリータンクを利用すると、たとえ面識のない相手ともデータ通信量を気軽に分け合うことができます。つまり、周りにmineoを使ってる方がいないから『データシェアを活用できない…』ってことは起こらないんですよね。
mineoのフリータンクの利用開始方法
mineoのフリータンクは無料で利用できます。
利用開始方法は、「マイネ王」というmineoコミュニティサイトに無料登録してeoIDを連携させるだけです。eoIDはmineoを契約するとき発行されるので、mineoユーザーなら誰でも持ってるものです。
連携方法は、マイネ王にログインすると『eoID連携』というボタンが目立つとこにあるので、クリックしてeoIDとパスワードを入力すればOKです。
→ マイネ王
mineoのフリータンクの使い方
mineoのフリータンクの使い方はとっても簡単です。フリータンクはmineoのマイページからじゃなく、マイネ王から利用することになります(*1)。
→ マイネ王(フリータンク)
▼フリータンクにデータ通信量を入れる方法
マイネ王にログインした状態で、マイネ王のフリータンクの『入れる』ボタンをクリックすると、データ通信量を入力できるようになるので、送りたい分のデータ通信量を入力して『パケットを入れる』をクリックするだけです。
即時にデータ通信量に反映されます。
▼フリータンクからデータ通信量を引き出す方法
上に同じくマイネ王にログインした状態で、マイネ王のフリータンクの『引き出す』ボタンをクリックすると、データ通信量を入力できるようになるので、引き出したい分のデータ通信量を入力して『パケットを引き出す』をクリックするだけです。
引き出したデータ通信量についても、即時に反映されます。
2018年3月29日に「mineoアプリ」がリリースされました。それに伴いフリータンクの出し入れがアプリからできるようになりました。
→ mineoアプリ(Android版)
→ mineoアプリ(iPhone版)
mineoのフリータンクのメリットと制限
mineoのフリータンクの利用には、一定のデータ通信量をフリータンクに入れないと引き出せないという条件がない(制限や簡単な条件はあるので下のほうで紹介しています)ので、データ通信量を引き出すだけでも可能です。さらにフリータンクの利用は無料です。
つまり、率直に書きますとフリータンクを利用すると無料でデータ通信量をゲットできるんですよね。
データ通信量と言えば、その量で毎月の料金が変わるほど重要なものです。それが無料で手に入るので、mineoのフリータンクにはこれ以上のないメリットがあります。
ただ、みんながみんなデータ通信量を引き出すだけしかしないと、フリータンクのサービス自体破綻してしまいます。フリータンク内のデータ通信量が枯渇しかねないんですよね。
現に、フリータンクにデータ通信量を入れる方より引き出す方が増えたことにより、2017年2月にフリータンクから引き出すときの制限がちょっとだけ厳しくなり、簡単な条件も追加されました。(2020年1月、さらに制限・条件が追加)
mineoのフリータンクはmineoユーザー同士の善意で成り立っているということを忘れないようにしましょう。
以下、フリータンクからデータ通信量を引き出すときの制限です。
フリータンクからデータ通信量を引き出せない期間がある
mineoのフリータンクからデータ通信量を引き出せる期間は以下です。
フリータンクからデータ通信量を引き出せる回数と容量には上限がある
1ヶ月間で以下の制限があります。
・1ヶ月で引き出せる回数 → 2回まで
・1ヶ月で引き出せる容量の上限 → 1,000MBまで
一部の方は自分のデータ通信量の残りが500MB以下である必要がある
フリータンクに入れたデータ通信量より、フリータンクから引き出したデータ通信量のほうが多い方は、自分のデータ通信量の残りが500MB以下にならないと、フリータンクからデータ通信量の引き出しができません。
まとめ
以上、mineoのフリータンクについてでした。
mineoのフリータンクは他に類を見ないmineoの独自のデータシェアサービスです。便利だし、メリットも大きいしで、良いこと尽くめなんですよね。自分の良心に従ってお得に利用してみてくださいね。
他のmineoのデータシェアサービスについては別記事で解説しています。
▼パケットシェアの詳細
参考mineo(マイネオ)のパケットシェアを解説!利用方法や注意点は?
▼パケットギフトの詳細
参考mineo(マイネオ)のパケットギフトを解説!利用方法や注意点は?
【追記】災害支援用フリータンクが登場
ご存知の方も多いかと思いますが、mineoでは「熊本地震」や「九州北部豪雨」のとき、フリータンクにおいて早期開放といった支援を行っていたんですよね。本来21日からしか引き出せませんが、21日を待たずして引き出せるように対応していました。
しかし、どれだけ早く解放しようが、あくまでフリータンクなので上限1,000MB(1GB)までといった他の制限がどうしても効いてきてたんですよね。
その問題を解決するために登場したのが『災害支援用フリータンク』です。2017年9月にサービスとしてリリースされたんですが、従来のフリータンクの制限を気にせず利用することができます。内容は以下です。
災害支援用フリータンクの内容
▼災害支援用フリータンクの解放条件
災害救助法が適用された地域、もしくは特別警報が発令された市町村のmineoユーザーの方に解放されます。従来のフリータンクの引き出す画面にいくと、『災害支援タンク』というものが表示されるようになります。
▼災害支援用フリータンクから引き出す方法
上のほうで紹介した従来のフリータンクからデータ通信量を引き出す方法と同じです。引き出したデータ通信量が反映されるのも同じく即時になります。
▼災害支援用フリータンクから引き出せる期間
災害救助法が適用、もしくは特別警報が発令された日から2週間ですが、災害規模によっては延長する可能性もあります。なお、21日以降は従来のフリータンクからも引き出せます。
▼災害支援用フリータンクから引き出せる回数と容量の上限
1日1回まで、そして1回の引き出し上限は2GBまでとなっています。(累計は10GBまでなので、仮に1回2GB引き出すとすれば、5回利用できます。)
追記まとめ
災害支援用フリータンクを利用する機会なんてないにこしたことはありません。でも何が起こるかわからないし、知らなければ利用することもできないんですよね。
なので、もしものとき、mineoのフリータンクにはこういった機能もあるっていうことを覚えておいてくださいね。
ちなみに、2020年1月より、災害発生時、該当地域の方には災害支援用フリータンクが開放されるだけでなく、一律で2GB付与してくれるようにもなりました。以上、追記終わります。